MGL -マウンテンギアラボラトリー

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スリーピングマットの選び方とオススメアイテム

      2018/02/26

一般的に登山を始めたら『日帰り登山』⇒『小屋泊』⇒『テント泊or避難小屋泊』と進んでいくと思います。たまに例外で、友達に『テント泊のみで小屋には泊まった事がない』という変わり者もいますが…
で、上記のように通常通りステップを踏むと、日帰り登山から小屋泊はそれ程荷物に変わりはありません。ですが、さらにステップアップしテント泊や避難小屋泊となると一気に買わなければいけない物が増えます…。

今回はその中でも重要度が高い『スリーピングマット』の選び方について紹介いたします。

スリーピングマットの重要性

登山の宿泊用品を選ぶ際、大体の方がシュラフ(寝袋)を重要視すると思います。シュラフもとても大事です。寒いと寝れませんからね。
しかし、実はスリーピングマットを何にするかの方が重要なのです。スリーピングマットは体の熱を地面に奪われないようにするだけではなく、凸凹した固い地面での寝心地の良さが関わってきます。寝心地が関わってくるため適当にマットを選んでしまうと「熟睡できたとしても体に疲れが残ってる…」なんて事にもなりかねません。

シュラフとマットは2つで1つ!

この記事で目的に合ったベストなマットを見つけてください。

種類

スリーピングマットにも素材や形の違いや大きさ等によって種類がいくつもあります。

タイプ

スリーピングマットのタイプには大きく分けて「クローズドセル」「自動膨張式(セルフインフレータブル)」「エアー」の3種類に分類されます。

クローズドセル

Therm-a-Restサーマレスト Z LiteSolライトソルクローズドセルはポリウレタンなどの断熱発泡素材をマットにしている物で、素材の中に無数の小さな気泡があり、その気泡の中の空気が断熱材の役割をしています。折りたたみ式とロールマット式があります。

メリットは、広げてすぐに使える手軽さ価格が安い耐久性が高い穴が開いてパンクしてしまう事が無い点です。無雪期のテン泊時など小石などでマットが傷つく可能性がある環境での使用に向いています。あと、自分でカットして好きな長さにし軽量化させる事も出来ます。僕のZライトソルは身長と同程度になる様カットしちゃいました。地面にひいてクッションとしても使えます。

デメリットは、空気を入れるマットに比べて大きく、基本的にはザックに外付けしなければならなく岩場や鎖場を歩く際に邪魔になります。気泡の中の空気は移動できないためクッション性は低いです。R値が低いものが多いです。

自動膨張式(セルフインフレータブル)

Therm-a-Restサーマレスト ProLitePlus プロライトプラス自動膨張式(セルフインフレータブル)は中に弾力のあるクッション性のフォームが入っていて、空気を入れると空気とフォームで弾力のあるマットに、空気を抜くとペシャンコになりコンパクトで収納しやすくなります。
空気が抜けた状態からバルブを開放すると、中のフォームが膨らみ自動で空気が入っていきます。

メリットは、フォームによってある程度空気が入っていく為、下記のエアー式より膨らませるのが早くて楽です。携帯性が高く、クローズドセルと違いザックの中にしまえます。クローズドセルと比べると寝心地も良いです。

デメリットは、フォームがある分エアー式よりは若干ましですがパンクすると使い物にならなくなります

ちなみに呼び方はいろいろあり「インフレータブル」の他に「インフレーター」「インフレーティング」などがあります。

エアー

KLYMITクライミット INERTIAイナーシャ OZONEオゾンエアー式は自動膨張式と同じく空気を入れて使用しますが、中は空気のみで層を作ることで断熱効果を出しています。一般的に断熱性が高いものが多く、雪上での使用に向いています。

メリットは、クローズドセルに比べ弾力性があるので寝心地が良く、3種の中で1番コンパクトで軽量になります。

デメリットは、穴が開いてパンクしてしまうとまったく役に立たなくなり地面からの冷気を防げない事。これはかなり重要で、地面からの冷気はとても冷たく無雪期であろうとマット無しでは寝れたものではありません。リペアキットが付属していたりしますが、夜中の暗いテントの中で修理するのは困難です。空気を入れるのも各社様々な方法を採用していますが、膨らませるのに時間と手間がかなりかかります

形状

長方形型

mont-bellモンベル U.L.コンフォートシステム エアパッドシンプルな長方形型です。

長方形型のメリットは、複数枚マットを敷いた際に隙間が出来ないことや、面積が広いので多少動いてもマットから落ちにくい所です。

デメリットは面積が大きい分重さが増します

マミー型

sea to summitシートゥーサミット comfort plusコンフォートプラスマミー型は四隅を切り落としシュラフ(寝袋)と同じ形状にすることで寝心地と軽量化を両立させています。特に大きなメリットやデメリットが無くスタンダードな形状です。

チューブ型

KLYMITクライミット INERTIAイナーシャ X frameフレームチューブ型は長方形型やマミー型どちらの形もありますが、中が抜いてありフレームのみのような形状をしています。使用方法も特殊で寝袋の中に入れて使います。(敷いても使えます)

メリットは中を抜くことにより軽量化を図っている点です。軽量コンパクトを追及するミニマリストやUL(ウルトラライト)ハイカーにおすすめです!

デメリットは寝心地や断熱性を犠牲にしている点。断熱性に関しては、抜かれた部分はマットが無く冷気が上がってきますが、その分シュラフが潰されずロフトがかせげるので暖かいそうです。しかし、実際寝てみましたがやはりマットが無い部分は寒いです…。

長さ

身長はみな違うため各社様々なサイズのマットを展開しています。例えばサーマレストのプロライトプラスだとこんなサイズ展開。Therm-a-Restサーマレスト ProLiteプロライト スペック僕は身長が165cmなので、このシリーズのWRサイズを使用しています。実はWRとRは長さは違いますが重量は同じでWRの方が若干暖かくなっています。同じ重さなら長すぎても無駄だし暖かい方が良いかなと!

やはりベストな長さは、無駄を無くし出来るだけ軽量化させる為に自分の身長+αだと思います。特に積雪期ですと寒さに耐えるには全身をカバーする必要があります。
「いや!もっと軽量化したいんだ!」という方はSサイズなど腰までの長さのマットにし、中身を抜いたザックを足元にひいてその上に寝るといった方法もあります。人気のULザックだと背面パッドを抜くとマットとしても使え、腰までのマットと背面パッドで全身をまかなえたりもします。

R値

マットの暖かさの値として熱抵抗値(R値、R-Value)が使われています。この数値は値が高くなる程断熱性能が高くなるので寒さに強くなります。
寒さへの耐性は性別など個人差があるので、このR値のマットならこの温度まで大丈夫というのがはっきりと言えません…。
僕は雪上テン泊の時はR値3.0あれば寒さを感じず熟睡出来ますが、友達は4.0以上なければ寝れません。どのぐらいの温度でどの程度のR値が良いかはぜひご自身で体験してみて下さい。
使用する場所の気温や季節と対応するR値の大まかな表があったのでのせます。参考のしてください。

R値適応する最低気温の温度季節の目安
1以下10℃
1~2.50℃夏前後
2.5~4-5℃3シーズン
4以上-5℃以下4シーズン

出典:facewest.co.uk

ちなみに、R値は単純に足し算ができ、R値1と3を重ねて使えばR値は4となります。積雪期に薄いクローズドセルと薄いエアマットを重ねて使うのも1つの手です。

おすすめマット

Therm-a-Rest

マットといえばサーマレスト。1番良く見かけるマット専門のメーカーです。

Z Lite Sol

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)R値定価(税込)
S51×130cm290g軽量EVAフォーム2cm51×10×14cm2.6¥5,940
R51×183cm410g軽量EVAフォーム2cm51×13×14cm2.6¥7,776
Zライトソルはアコーディオン式収納のクローズドセルマットで、アルミ蒸着を表面に施すことにより断熱性が向上しています。このマットは価格も安く使いやすいので1番使用率の高いマットなのではないでしょうか!?テント泊をしていない登山者がこれをザックに付けている登山者を憧れのまなざしで見つめていたりします。特徴は安価で使用や撤収が楽な所ですが、外付けしか出来ず高山の岩場などではぶつかったりひっかかったりして危険です。岩場など危険個所以外での使用の最初のマットに適しているでしょう。
僕は身長に合わせてカットして使っていて、無雪期のフロアレスシェルター泊に持って行っています。

Ridge Rest Solar

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
R51×183540軽量EVAフォーム251×243.5¥7,020
L63×196740軽量EVAフォーム263×243.5¥9,504
リッジレストソーラーは4シーズン対応のクローズドセルマットです。大きさはかさみますが、マットの破裂が心配な方はこのマットが良いでしょう。R値もそこそこ高く雪上でも使えます。実は上記のZライトソルより安いです。

ProLite & ProLite Plus

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
XS51×9124550Dミニヘックスポリ2.528×82.4¥10,260
S51×11933550Dミニヘックスポリ2.528×82.4¥14,040
WR51×16848050Dミニヘックスポリ2.528×103.0¥15,660
R51×18348050Dミニヘックスポリ2.528×102.4¥15,660
L63×19663050Dミニヘックスポリ2.533×112.4¥19,440

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
S51×119400(表面)50Dミニヘックスポリ
(裏面)50Dポリエステル
3.828×103.4¥16,200
WR51×168570(表面)50Dミニヘックスポリ
(裏面)50Dポリエステル
3.828×124.2¥17,280
R51×183570(表面)50Dミニヘックスポリ
(裏面)50Dポリエステル
3.828×123.4¥17,280
L63×196770(表面)50Dミニヘックスポリ
(裏面)50Dポリエステル
3.833×133.4¥20,520
プロライトプロライトプラスは自動膨張式のマットです。エアー式よりコンパクトさも軽さも負けますが、膨らましやすさは圧倒的にこちらの方が楽です。無雪期のみや雪上でも寒さに強ければならプロライト、雪上で暖かい方が良いならプロライトプラスを選ぶと良いです。
無雪期と雪上テン泊で重量が増しても良い時はプロライトWRを使用しています。

NeoAir XTherm

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
R51×183430(表面)30D高強度ナイロン
(裏面)50Dポリエステル・アルミ加工
6.323×105.7¥34,560
L63×196570(表面)30D高強度ナイロン
(裏面)50Dポリエステル・アルミ加工
6.328×115.7¥38,880
ネオエアーXサーモはR値5.7で厚さ6.3cmと驚異の断熱性を誇るマットです。断熱性が高く収納性も良く重量も軽いと良い所ばかりですが、金額が少々お高めです…。とにかく暖かく寝たいのだよ!という方はこれですね。出来るだけ軽くて暖かいエアー式が良いならNeoAir XLite(ネオエアーXライト)というのもあります。

mont-bell

日本を代表する登山用具メーカーのモンベル。バリエーションは少ないですがマットとピロー(枕)を接続し使用でき便利です。mont-bellモンベル システムパッドジョイント例 ピロー マット

U.L.コンフォートシステムパッド

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
3030×50110g40デニール・ナイロン・ドビー2.525×2.5不明¥4,217
9090×50330g40デニール・ナイロン・ドビー2.525×9不明¥6,480
120120×50435g40デニール・ナイロン・ドビー2.525×10不明¥8,435
150150×50540g40デニール・ナイロン・ドビー2.525×11不明¥9,051
180180×5065040デニール・ナイロン・ドビー2.525×12不明¥10,286
モンベルの定番の自動膨張式マットのコンフォートシステムパッドです。150cmのマットにピローを連結すると長さがちょうどよく、ピローも動かないし便利ですが同程度のマットと比べると重量が増します。このマットを厚くし熱抵抗値を上げた物が下の2点です。

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
キャンプ38 150150×6078440デニール・ナイロン・ドビー3.830×10.8不明¥10,081
キャンプ38 180180×6094740デニール・ナイロン・ドビー3.860×9.3不明¥10,904

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
キャンプ50 150150×5096840デニール・ナイロン・ドビー5.060×9.3不明¥10,800
キャンプ50 180180×601,15440デニール・ナイロン・ドビー5.060×10.2不明¥11,829
モンベルはR値を公表していません。この画像を参考にして下さい。mont-bellモンベル マット 暖かさ

KLYMIT

クライミットのマットは、穴が開いていてシュラフの中に入れて使う下記の2種類が有名です。穴を開ける事によりかなりの軽量化に成功し、この穴でシュラフが潰れず膨らむ事で保温性も保っています。賛否両論ありますが、軽量化重視の登山者には見逃せないアイテムです。

INERTIA OZONE

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
DOWNMAT 9 52×183960(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
9.024×168.0¥37,800
DOWNMAT UL 7S52×163500(表面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
7.023×105.9¥29,700
DOWNMAT UL 7M52×183575(表面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
7.023×115.9¥31,320
DOWNMAT LITE 5S52×163530(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
(裏面)75Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
5.024×134.1¥14,580
DOWNMAT LITE 5M52×183615(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
(裏面)75Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
5.026×134.1¥15,660
イナーシャ・オゾンはチューブ型で枕が付属しています。このままシュラフの中に入れて使用したり、入れずに寝る事も可能です。シュラフの中に入れると直接マットに寝るようになるので寝心地は良いですし、寝返りも打ち放題!とても快適ですが、シュラフとも密着度が減り暖かさがダウンします。友人が持っていて使わせてもらった時は、ツェルト泊時で深夜に雨が降ってきてしまい、室内が水没しかけシュラフがびしょびしょになりそうだったのでシュラフ内に入れていたマットを急いで外に出しました。雨天時はシュラフ内に入れて使わない方が良さそうですね。

NERTIA X FRAME

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
イナーシャ・エックス45.7×182.8258(表面)30Dポリエステル
(裏面)75Dポリエステル
3.815.2×7.62不明¥14,040
イナーシャ・エックスライト46×107173(表面)30Dポリエステル
(裏面)75Dポリエステル
414×6.4不明¥12,420
イナーシャ・エックスはオゾンより軽量に特化したマットです。なんと、長さが183cmあって重量が258gと超軽量!背の小さな友人は107cmのXライトとザックを組み合わせて使ってます。

EXPED

エクスペドは「expedition equipment」の略で『登山装備』という意味だそうです。良く見かける製品だと防水のドライバッグやザックだと思いますが、テントやマットも作っています。特にマットは面白く、エアーマットにダウンを入れ高い熱抵抗値を実現させています。

DOWNMAT 9

DOWNMAT LITE 5

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
DOWNMAT 9 52×183960(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
9.024×168.0¥37,800
DOWNMAT UL 7S52×163500(表面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
7.023×105.9¥29,700
DOWNMAT UL 7M52×183575(表面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
7.023×115.9¥31,320
DOWNMAT LITE 5S52×163530(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
(裏面)75Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
5.024×134.1¥14,580
DOWNMAT LITE 5M52×183615(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
(裏面)75Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
5.026×134.1¥15,660
ダウンマットは厚さ違いで3種類展開しており、最も暑い9mmだとR値8.0で-38℃までの対応となっています。ネオエアーXサーモでもR値5.7なので驚異の数値!
軽量タイプだとDOWNMAT UL 7という物もありますが少々お値段が…。ダウンマットを選ぶなら多少重くなりますがDOWNMAT LITE 5が買い求めやすい価格でオススメです。ダウンマットは700や650FPのダウンが入っていてマットが断熱するだけではなく、ポカポカと温もりを感じとても温かいです。

NEMO

ニーモはTANI(タニ)やANDI(アンディ)などテントで有名なメーカーです。テントだけではなくマットも素晴らしいものを作っています。

TENSOR

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
20S51×12220020D ポリエステル7.520×6不明¥14,040
20R51×18330520D ポリエステル7.520×8不明¥17,280
インシュレーテッド 20S51×12225020D ポリエステル7.520×7不明¥16,200
インシュレーテッド 20R51×18336020D ポリエステル7.520×9不明¥19,980
2016年に新しくニーモが世に出したテンサー。軽さ・寝心地・暖かさのバランスがちょうど良いです。ニーモはR値を公表していませんが、通常のテンサーで4~-1℃までの対応だそう。このボールが並んでいるような形状で寝心地がとても良いようです。
インシュレーテッドモデルは内側にPrima Loft(プリマロフト)を貼り付けているので通常モデルより断熱性が高いです。

ZOR

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
20S51×12227520D ポリエステル2.518×10不明¥10,260
20M51×16036020D ポリエステル2.520×11不明¥11,340
20R51×18338020D ポリエステル2.523×11不明¥12,420
ゾアはニーモの中で一番「価格」「保温性」「重量」のバランスの取れたマットです。20D(デニール)の素材を使っているため、近いスペックのサーマレストのプロライトより100g軽くなっています。軽さを重視するならニーモのマットが良いでしょう。

SEA TO SUMMIT

シートゥーサミットといえばドライサック。ですが他にマットやシュラフも作っています。

Ultra light INSULATED

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
スモール55×16834540D リップストップナイロン5.017×7.50.7¥11,880
レギュラー55×18339540D リップストップナイロン5.017×7.50.7¥12,420
インサレーション
スモール
55×16843040D リップストップナイロン5.023×103.3¥15,120
インサレーション
レギュラー
55×18348040D リップストップナイロン5.023×103.3¥15,660
ウルトラライトインサレーションはシートゥーサミットで1番軽量コンパクトなウルトラライトに「サーモライト」という中綿素材と、「Exkin Platinum」という反射断熱素材を使用したインサレーションモデル。通常モデルだとR値が0.7と低めなのでインサレーションモデルがオススメ。SEA TO SUMMITシートゥーサミット マット テクノロジー

シートゥーサミットのマットのバルブは多機能で栓の開け方や押したりすることで空気を出し入れしやすくしています。SEA TO SUMMITシートゥーサミット マット 多機能バルブ

Comfort light INSULATED

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
スモール55×16845540D リップストップナイロン6.317×8.51¥16,200
レギュラー55×18451540D リップストップナイロン6.317×8.51¥16,740
インサレーション
スモール
55×16857040D リップストップナイロン6.323×114.2¥19,980
インサレーション
レギュラー
55×18462040D リップストップナイロン6.323×114.2¥20,520
シートゥーサミットのマットで2番目に温かいシリーズのコンフォートライト。頭と足部分は1層構造で、寝心地を大きく左右する胴体部分は2層構造になっています。

Comfort plus INSULATED

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
スモール55×16864040D リップストップナイロン6.317×102.5¥19,980
レギュラー55×18371040D リップストップナイロン6.317×102.5¥20,520
インサレーション
スモール
55×16871540D リップストップナイロン6.323×125¥23,760
インサレーション
レギュラー
55×18378540D リップストップナイロン6.323×125¥24,300
シートゥーサミットのマットで1番温かいシリーズのコンフォートプラス。このマットの特徴は全体が2層構造になっており、アッパー層とボトム層それぞれにバルブがついている所。それぞれ別々に空気を入れることにより、アッパーだけ空気を少なめにして寝心地を良くしたり、もし穴が空いてパンクしてしまってももう1層は機能します。よく「エアーのマットはパンクするからダメ」という方がいますが、このマットなら安心です。

山と道

ULザックと言えば山と道!様々なULギアも販売していますが、その中にマットもあります。装備をUL化したいならこれ。

U.L.Pad

山と道U.L.Pad15L

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
15s50×10075XLPEフォーム1不明不明¥3,456
15L50×175131XLPEフォーム1不明不明¥5,400
.20050×200150XLPEフォーム1不明不明¥6,048
表面が平らな通常のタイプのU.L.Pad。クローズドセルで少しかさばりますがすごく軽い!しかも、ハサミで簡単に切れるので、自分の身長ぴったりにしたり、腰までにしたりと長さが自由自在です。僕は腰までにして足元はザックをひくようにしています。
ハサミで簡単に切れるという事は外付けしていて何かにひっかかるとすぐに傷ついてしまいます。タイベックなど軽い素材で画像のビニールのように巻くタイプのカバーを作ると良いですよ。

U.L.Pad+

山と道U.L.Pad15L+

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値定価(税込)
Minimalist Pad50×10053XLPEフォーム
(両面シボ加工)
0.5不明不明¥3,456
15s+50×100113XLPEフォーム
(両面シボ加工)
1.3不明不明¥4,968
15L+50×175198XLPEフォーム
(両面シボ加工)
1.3不明不明¥8,100
.200+50×200226XLPEフォーム
(両面シボ加工)
1.3不明不明¥9,072
BackPad15+50×2528XLPEフォーム
(両面シボ加工)
1.3不明不明¥1,404
U.L.Pad+は15mm厚のU.L.Padを両面シボ加工(熱プレス)する事によって、素材表面をそれぞれ1mmずつ溶かし固め、13mm厚まで素材を圧縮しています。それにより耐久性や寝心地・断熱性がアップしています。厚くなったので重量は増しましたが、それでも200g以下!
極限まで軽くしたいのであれば0.5mmと極薄のMinimalist Pad(ミニマリストパッド)もあります。100cmで53g!

マットのスペック比較

今回紹介したマットのスペックを比較するための表をのっけます。比較しやすいよう全長180cm前後の物のみにしてあります。見出しの▼をクリックすれば並べ替えが出来て便利ですよ。

 大きさ(cm)重量(g)材質厚さ(cm)収納サイズ(cm)
(長さ×直径)
R値タイプ形状定価(税込)
サーマレスト
ZライトソルR
51×183410軽量EVAフォーム251×13×142.6クローズドセル長方形型¥7,776
サーマレスト
リッジレストソーラーR
51×183540軽量EVAフォーム251×243.5クローズドセル長方形型¥7,020
サーマレスト
プロライトR
51×18348050Dミニヘックスポリ2.528×102.4自動膨張式マミー型¥15,660
サーマレスト
プロライトプラスR
51×183570(表面)50Dミニヘックスポリ
(裏面)50Dポリエステル
3.828×123.4自動膨張式マミー型¥17,280
サーマレスト
ネオエアーXライトR
51×18335030D高強度ナイロン6.323×103.2エアーマミー型¥29,160
サーマレスト
ネオエアーXサーモR
51×183430(表面)30D高強度ナイロン
(裏面)50Dポリエステル・アルミ加工
6.323×105.7エアーマミー型¥34,560
モンベル
U.L.コンフォートシステムパッド180
50×18065040デニール・ナイロン・ドビー2.525×12不明自動膨張式長方形型¥10,286
モンベル
U.L.コンフォートシステムパッドキャンプ38 180
60×18094740デニール・ナイロン・ドビー3.860×9.3不明自動膨張式長方形型¥10,904
モンベル
U.L.コンフォートシステムパッドキャンプ50 180
60×1801,15440デニール・ナイロン・ドビー5.060×10.2不明自動膨張式長方形型¥11,829
クラインミット
イナーシャ・オゾン
54.6×183354(表面)30Dポリエステル
(裏面)75Dポリエステル
4.415.2×8.9不明エアーチューブ¥15,660
クラインミット
イナーシャ・エックス
45.7×182.8258(表面)30Dポリエステル
(裏面)75Dポリエステル
3.815.2×7.62不明エアーチューブ¥14,040
エクスペド
ダウンマット 9
52×183960(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
9.024×168.0エアー
(700FPダウン使用)
長方形型¥37,800
エクスペド
ダウンマット UL 7M
52×183575(表面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解、ハニカムエンボス
(裏面)20Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
7.023×115.9エアー
(700FPダウン使用)
長方形型¥31,320
エクスペド
ダウンマット LITE 5M
52×183615(表面)75Dポリエステル、起毛、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
(裏面)75Dポリエステル、TPUポリエステルフィルムラミネート、耐加水分解
5.026×134.1エアー
(650FPダウン使用)
長方形型¥15,660
ニーモ
テンサー20R
51×18330520D ポリエステル7.520×8不明エアーマミー型¥17,280
ニーモ
テンサー インシュレーテッド 20R
51×18336020D ポリエステル7.520×9不明エアー
(プリマロフト使用)
マミー型¥19,980
ニーモ
ゾア20R
51×18338020D ポリエステル2.523×11不明自動膨張式マミー型¥12,420
シートゥーサミット
ウルトラライト レギュラー
55×18339540D リップストップナイロン5.017×7.50.7エアーマミー型¥12,420
シートゥーサミット
ウルトラライト インサレーション レギュラー
55×18348040D リップストップナイロン5.023×103.3エアー
(サーモライト使用)
マミー型¥15,660
シートゥーサミット
コンフォートライト レギュラー
55×18451540D リップストップナイロン6.317×8.51エアーマミー型¥16,740
シートゥーサミット
コンフォートライト インサレーション レギュラー
55×18462040D リップストップナイロン6.323×114.2エアー
(サーモライト使用)
マミー型¥20,520
シートゥーサミット
コンフォートプラス レギュラー
55×18371040D リップストップナイロン6.317×102.5エアーマミー型
長方形型
¥20,520
シートゥーサミット
コンフォートプラス インサレーション レギュラー
55×18378540D リップストップナイロン6.323×125エアー
(サーモライト使用)
マミー型
長方形型
¥24,300
山と道
U.L.Pad 15L
50×175131XLPEフォーム1不明不明クローズドセル長方形型¥5,400
山と道
U.L.Pad 15L+
50×175198XLPEフォーム
(両面シボ加工)
1.3不明不明クローズドセル長方形型¥8,100

まとめ

様々なタイプがあり判断が難しいマット。
かさばるけど価格が安くパンクの心配のないクローズドセル、自動膨張で膨らましやすく寝心地の良いインフレータブル、軽量コンパクトで持ち運びしやすいがパンクの恐れがあるエアー式、どれも一長一短で1番良いものはこれとは決められません。

マット初購入の方は「それではどのマットを買えば良いのか?」となると思いますが、判断基準は『どんなシチュエーションでどのように使うか』だと思います。
岩場や狭い崖のトラバースをしたり、クライミングや沢登り、など荷物を外付けしていると命の危険がある場合はやはりザックに収納できるエアー式やインフレータブルが良いでしょう。
かさばっても良いのでとりあえず安い物が良い、極限まで軽くしたい、積雪期にパンクが気になる、などであればクローズドセルですね。

個人的にオススメなのは、外付けしなくても良く寝心地の良いエアー式やインフレータブルです。R値が高いものが多く軽くコンパクト。テント張る時に下の石をきちんとどかしたり、テント内でマットを傷つけるようなストーブや刃物などを使用する際に注意すればパンクすることはそうそうありません。

そういえば、以前ツェルト泊時にクライミットのオゾンをシュラフにいれて寝ていたら、夜中に大雨が降りテントが水没し、夜中大慌てでマットを外に出し引いて寝ました。何かあった時を考えるとシュラフにいれるタイプよりひいて寝るタイプの方が安心です。

 

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