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finetrackの新テント『カミナドーム』について調べてみた

      2016/06/09

finetrack(ファイントラック)より3月1日(火)14時より発売になる自立式ダブルウォールテント

カミナドーム(KAMINA DOME)
finetrackファイントラック kamina domeカミナドーム 1

まだ触った事も見た事も無いけれど参考までにどのようなテントかまとめてみました!

スペック&ラインナップ

まずは一番気になるスペックとラインナップを見てみましょう。
カミナドーム2種と有名な他社のダブルウォールテント『アライテント エアライズ1』『MSR HUBBA NX(ハバ)』『BIG AGNES フライクリーク1 UL EX』のスペックを比較してみました。

名称カミナドーム1
品番:FAG0311
カミナドーム2
品番:FAG0312
エアライズ1HUBBA NXフライクリーク1 UL EX
人数1人用2人用1人用(最大2人)1人用1人用
設営サイズ間口205×奥行90×高さ100cm間口212×奥行130×高さ105cm間口100×奥行205×高さ100cm間口216×奥行76×高さ91cm間口最大107最小71×奥行218×高さ97cm
収納サイズ本体:8×15×25cm
ポール:39cm
本体:8×17×27cm
ポール:39cm
本体:29×14φcm
フレーム:38cm
本体:46×15cm本体:38×13cm
ポール:43cm
重量1270g
1120g(インナー、フライ、ポール)+150g(ガイライン、収納袋、ペグ8本)
1430g
1280g(インナー、フライ、ポール)+150g(ガイライン、収納袋、ペグ8本)
1560g
1360g(本体、フレーム、フライシート)+約200g(ペグ、張り綱)
1290g
1120g(フライ、本体、ポール)+備品
1018g(SLアルミJステイク11本)
素材インナー&フライ:ナイロン100%(PUコーティング)
ポール:ジュラルミン
インナー&フライ:ナイロン100%(PUコーティング)
ポール:ジュラルミン
本体:28dnリップストップナイロン(東レ『ファリーロ』中空糸)
フライ:30dnリップストップナイロンPUコーティング
シート:40dnナイロンタフタPUコーティング
フレーム:NSL9フェザーライト(DAC社製)
フライ:20Dリップストップナイロン
本体:20Dリップストップナイロン
メッシュ:15Dナイロン・マイクロメッシュ
フロア:30Dリップストップナイロン
シリコンコーティング・ULリップストップナイロン
耐水圧アウター:1,600mm(初期値)
インナーボトム:1,800mm(初期値)
アウター:1,600mm(初期値)
インナーボトム:1,800mm(初期値)
記載なしフライ:1,200mm デュラシールド・ポリウレタン&シリコーン・コーティング
フロア:3,000mmデュラシールド・ポリウレタン・コーティング
フライ:1,200mm
フロア:1,200mm
入口長辺長辺短辺長辺短辺
オプション2016年秋冬にスノーフライ・内張り発売予定2016年秋冬にスノーフライ・内張り発売予定内張・スノーフライ・DXフライハバギアシェッドなし
価格(税込)¥59,400¥66,960¥42,120¥52,920¥49,680
finetrackファイントラック kamina domeカミナドーム 1 サイズ
カミナ1と他のテントを比較すると、まずサイズですが、HUBBAとフライクリークの軽量ダブルウォールは形が特殊なので広さの比較は分かりにくいのですが高さがある分カミナの方が広そうに感じられます。一番比較されるであろうエアライズとだと長辺と高さは同じですが短辺が10cm違いますね!これは開口部が長辺か短辺かの違いの差でしょう。前室まで考えればどっこいどっこいなのかもしれませんが、個人的には荷物はほぼ中にしまってしまうので中が広い方がありがたいです。

次に重量ですが、「削ったのは重さだけ」といううたい文句だけありエアライズより300gも軽く、軽量ダブルウォールと同程度の重量に仕上がっています。7デニール・15デニールの超軽量生地を使用した為でしょう。エアライズは30デニール、HUBBAでも20デニールとカミナはかなり薄い生地を使っているようです。

最後に価格ですがエアライズと比べると17000円も高いですね…。関税がかかって本国よりも高くなっている海外製テント2種よりも高いです。後述しますが、finetrackのこだわりがふんだんに施されていてここまでの値段になってしまったのでしょう。やはり軽いものは高くなってしまうようです。

3月1日のリリースではテント2種の他に
オプショナルロフト ¥2,160 …カミナ1・2に対応しているメッシュ素材のロフト。天井部ループに取り付けて使います。
フットプリント(カミナドーム1用) ¥7,344 …70デニール高密度ナイロンタフタのグランドシートで、耐水圧1800mmです。
フットプリント(カミナドーム2用) ¥7,776 …70デニール高密度ナイロンタフタのグランドシートで、耐水圧1800mmです。
も販売開始します。

特徴

生地

カミナの生地で軽量化を担っているのが、上記のスペック紹介でも触れましたが、15デニールと7デニールの生地です。
この「デニール」という単位、聞きなれないと思いますが糸の太さを表わす単位で9000mあたりの糸が何gかというもの。7デニールという事は9000mで7g!かなりの細さの糸ということです。
まず、15デニールリップストップナイロン生地は高強度のナイロン66という糸を使っており、15デニールの糸で編み、rip(裂ける)をstop(防ぐ)するために基板状に40デニールの補強糸を編みこんでいます。裂けるのを防ぐからリップストップ。
次に7デニールリップストップナイロン生地ですが、ここまでの細さの糸を使った生地は聞いたことがありません。カミナではこの15デニールリップストップナイロンを本体に、7デニールリップストップナイロンをフライシートに使用しているようです。この生地は「ポリゴン2ULジャケット&パンツ」で表地にも使われているそうです。気になる方はチェックしてみて下さい。
ちなみにエアライズのフライは30デニールで、なんと4倍も糸の細さが違います!

でもこれだけだと雨や風、雪などで簡単にテントが崩れてしまいそうじゃないですか?それを防ぐのが「ダイニーマテープ」という物。ダイニーマは登山用品だとよく名前が出てきますよね。一番メジャー?なのはクライミング用のスリングですね。1cm程度の太さで最大2.2tの衝撃まで耐えてしまいます。この高強度の素材をテープ状にして使用することでテント全体の強度を高めています。

構造

カミナはエアライズやモンベルのステラリッジ等と同じくポールを2本クロスして使用します。これは山岳テントだとよく見る形ですね。しかしカミナはさらに天頂部と底部で弾性の違う異径ポールを組み合わせる事で形を半円に近づけ強度を高めているようです。画像でしか確認していませんがエアライズやステラリッジと比べて丸みを帯びているように見えます。

ファスナーは4シーズン使用を想定して耐凍結性など雪上使用も重要視したようです。僕のエアライズのファスナーはよく生地を噛んでしまうのでカミナはそこも改善されているとかなりポイントが高いですw

収納

収納形状はパッキングのしやすさを考えて円筒形ではなくお弁当箱のような四角い形状です。テントをしまう際、畳んでいって四角い形のまま収納出来るという利点もあります。

まとめ

数々の機能的な製品を生み出しているfinetrackがウェアやツェルトで培った技術を詰め込んで作られたカミナドーム。finetrackの発想、日本の高い縫製技術、日本人が日本人の為に作ったテント、とかなり性能の良いテントだと思われます。後発ながらもこの大きさでこの重量はもうすでにテント購入の選択肢で上位に入ってくるのではないでしょうか。

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